サイ夫とお酒
一時脱線して、アル中のサイ夫について記載します。
後に悔しい思いをするのが、サイ夫の酒癖の悪さです。
付き合っている時から、友人達も含めて居酒屋に行く事が多々ありました。
その時、サイ夫は酔いが回ってくると「こいうさー〇〇でさー」と私を笑い者にしたり、けなす事が多かったです。それを諌めると、「ほら、恐妻でしょー」と言われたのです。
共通の友人も多く、私はプライベートで鬱病な事だったり性生活の事だったり、平気で笑い話にするサイ夫にその都度注意して、
「嫌な思いをするからやめて」と何度も伝えました。
でも、「場の空気がしらけるじゃん?」「笑いがわかんないやつだな」など、全く反省している様子がありませんでした。
次第に私は、サイ夫と友人が飲みに行く場には同席しなくなりました。苦しいし、悲しかったからです。
そして、長子を妊娠した時、その頃サイ夫は週に4日くらい飲みで遅くなる事が多く、それを「仕事」だと言い張っていました。
さすがに妊娠、出産したら減るだろうと思っていたら、全く減らないどころか増えてきたのです。
酒に酔って暴れるわけではなかったですが、口臭もスゴいし、大きな音を立てて行動し、子供が起きてしまうなんてザラでした。
接客業なのに、二日酔いの臭いを纏って仕事に行く姿は軽蔑するものでした。
何度も止めてくれ。アルコール依存症だと思う。と話をしても、現在まで通院している様子はありません。
私にとって何より許せなかったのは、二日酔いでも酔って人を侮辱する事でもなく、子供に手を上げることでした。
長子が3歳くらいになり、お話も上手になってくると同時にイヤイヤ期も始まります。
そしてその頃のアルコール量は、500mlを1本、350mlを2〜3本。それが食事の時。寝る前は更に350mlを2〜3本でした。しかも度数の高いストロング系チューハイ、ビール、ワイン、日本酒など様々でした。
お酒が回ってくると、些細な事でイライラするのでしょう。
スマホ片手に食事をし、ゲームをし、それを子供が見たがったり、触ったりしたら平手打ちでした。
そして、風呂に入らない、寝ない、とにかく自分の思い通りにならなかったら平手打ち。時にグーで殴る時もありました。
自分の買った子供も好きなキャラクターのフィギュアを触って、パーツが外れただけで殴った事もありました。襟首をつかんで頭からプレイマットに投げ落とした事もあります。
慌てて抱き寄せて怒ったことは数回ではありませんでした。
私は全て見てきました。
子供は、朧げにしか覚えていません。(本当に救いです。)
それなのに、ここまでの事をしたのに、後に起こす子の引き渡し審判では、
「アルコールの影響はない」
「子供に手を上げた事はない」
証拠がない事が本当に悔しかったです。
あのままいたら、子供にも悪影響だった事は間違いありません。
叱って叩いてしまう、は許させる事もあるかもしれません。
でもサイ夫の基準は、「自分」なのです。
「俺が買って大切にしてたフィギュアを触った」
「俺の言うとおりに動かなかった」
「スマホゲームを邪魔された」
今でもアルコールを飲み続けているでしょう。
本当にあんな人間に親権が渡らなくて良かった。
子供と引き離せてよかった。
アルコール依存症は、自分で病院に行く事は少ないらしいです。治らない、ではなく認めない、自分は普通だと思っているので。
そして、私にではなく、より弱い人間に暴力を振るう。許せないです。
そして、証拠がないのです。
この「証拠」に、今でも本当に苦しめられています。